所得格差:インドの富裕層の居住区はどこでしょうか?

新聞名: Hindustan Times
ページ: P19
日付: 2012年1月9日
記事名: Faridabad houses India’s richest zones
(UP州、NCRのファリダバードの住宅街がインドで最もお金持ちが住む地区に !)

New Delhi:
不動産業界の大物・KP Shingさんが住むインドの首都・デリーのアウラングゼブ通りではなく、
IT業界の権力者・Azim Premjiさんが住むバンガロール・サルジャプールでもなく、インドで最も裕福な人たちが住む居住区は、UP州、NCRのファリダバードのセクター14、15、16、16A、17とリサーチの結果が語っています。(この地区の1世帯ごとの平均年収は、22,96ラックルピー(約345万円)。2番目は、ムンバイのワルケシュワル(Walkeshwar)のWard-D Grant通りです。(この地区の1世帯ごとの平均年収は、18,17ラックルピー(約272万5千円)。3番目は、UP州、NCRのノイダ、セクター19、27です。(この地区の1世帯ごとの平均年収は、18,14ラックルピー(約272万円)。

上記3つの居住区が1世帯ごとの平均年収が高い居住区です。
(その地区のすべての世帯の総収入をその地区の世帯数で割り、平均を出しています。)

また、あまり驚くことはないかと思うが、最も裕福ではない居住区は、UP州・カンプール、ビハール州・パトナ、そしてMP州・ボパールとなってます。

上記のリサーチの結果は、リサーチ会社のIndicus Analytics がいくつかの組織の情報をまとめたものです。(情報提供元:National Sample Survey Organisation, National Data Survey of Savings Patterns of Indians, District Level Household Survey, Registrar General of India, National Account Statistics, Central Statistical Organisation, Reserve Bank of India, )
リサーチ会社Indicus Analyticsのアンケート調査は、インド全土の50都市にもおよびます。

もし、首都デリーの豪華で高級志向のアウラングゼブ通りのエリアがトップ3のリストから外れてしまっているのに驚いているとしたら、、、、居住区の周りを見渡してください。
低収入の一群、スラムなどがそのエリアの平均年収を押し下げてしまいます。
そのため、デリー、ムンバイ、バンガロールの高級住宅街として知られる有名な居住区がリストのトップに躍り出ることはありません。

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○裕福な居住区は、クールで都会な見た目の高級住宅街ではなく、これといって特徴のない地区にあります。

○スーパーリッチマンは特定の居住区に住んでいますが、スラムの一群がそのエリアの平均年収を押し下げてしまいます。

○デリーの様な都会では、裕福な地区の隣にはスラムがあるというパターンになっています。

○ファリダバードやノイダの工業地帯のいくつかは本当に大きな財産が有りますが、外から少し見るだけでは、あまりお金持ちには見えません。

◎258
インドの5大都市の258の居住区で1000以上の世帯の年収は10ラックルピー(約150万円)以上。

◎200
その居住区の年収を合わせると、600クロールルピー(約90億円)以上になる居住区はインド全土で200あります。

◎13
インドのトップ20の居住区のうち13はムンバイにあり、インドのミリオネア―(億万長者)の家族が住んでいます。

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◆インドの裕福な居住区のトップ3
1. ファリダバード・セクター14, 15, 16, 16A, 17
【1世帯ごとの平均年収は、22,96ラックルピー(約345万円)】

2. ムンバイ・ワルケシュワル(Walkeshwar)、Ward-D Grant Rd.
【 1世帯ごとの平均年収は、18,16ラックルピー(約272万5千円)】

3. ノイダ・セクター19、 27
【 1世帯ごとの平均年収は、18,14ラックルピー(約272万円)】


◆インドの裕福ではない居住区ワースト3
1. Panki, Kanpur
【 1世帯ごとの平均年収は、1,62ラックルピー(約24万3千円)】

2. Chakeri Industrial Area, Kanpur
【 1世帯ごとの平均年収は、1,65ラックルピー(約24万7千5百円)】

3. Maheshpur, Patna
【 1世帯ごとの平均年収は、1,67ラックルピー(約25万5百円)】


●デリーの裕福な居住区トップ3
1. グレーターカイラシュ – 1
【1世帯ごとの平均年収は、14,9ラックルピー(約223万5千円)】

2. グレーターカイラシュ – 2
【1世帯ごとの平均年収は、13,5ラックルピー(約202万5千円)】

3. プリート・ビハール
【1世帯ごとの平均年収は、13,1ラックルピー(約196万5千円)】


●デリーの裕福ではない居住区ワースト3
1. Mangolpuri (North)
【 1世帯ごとの平均年収は、2,45ラックルピー(約36万7千5百円)】

2. Kondli
【 1世帯ごとの平均年収は、2,47ラックルピー(約37万5百円)】

3. Gokulpur
【 1世帯ごとの平均年収は、2,48ラックルピー(約37万2千円)】


▼ムンバイの裕福な居住区トップ3
1. ワルケシュワル(Walkeshwar)、Ward- D Grant Rd.
【1世帯ごとの平均年収は、18,1ラックルピー(約271万5千円)】

2. Ward- H West Bandra Wireless & Telegraph
【1世帯ごとの平均年収は、15,9ラックルピー(約238万5千円)】

3. Ward- H West Bandra Jetty
【1世帯ごとの平均年収は、14,6ラックルピー(約219万円)】


▼ムンバイの裕福ではない居住区ワースト3
1. Ward- K – Andheri ( West ) – Madh Island
【 1世帯ごとの平均年収は、4,82ラックルピー(約72万3千円)】

2. Ward- H – Bandra West - Santacruz
【 1世帯ごとの平均年収は、5,05ラックルピー(約75万7千5百円)】

3. Ward- H – East Khar – Santacruz – Khar Railway
【 1世帯ごとの平均年収は、5,06ラックルピー(約75万9千円)】

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ファリダバードが1番とは、意外でした。本当に外観だけではわからないんですね。
上昇気流に乗って、ボトムアップもしてほしいです。
高級住宅街のすぐ隣のスラムって、見ていて悲しくなります。
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